インタビュー:ボケへのこだわり――富士フイルム「XF 56mm F1.2 R APD」 - デジカメ Watch
単焦点が劇的に充実しているXマウントに、またもニューカマーです。既存のXF56mm F1.2にアポダイジングフィルターをかませたAPDの登場です。
APDといえば、私のようなロートルはかのミノルタの名玉、STFを思い浮かべるわけですが(アイアム蝶野!ではありません。為念)、これはソニー 135mm F2.8 SAL135F28 として現行モデルにキャリーオーバーされているわけです。
ともあれ、STF135mmを形容する言葉として「魔法のレンズ」とか「とろけるボケ味」など、とにかく言葉を尽くして絶賛されているわけですが、そのSTFたる所以であるアポダイジングフィルター=APD、これを使ったレンズなわけですね。
そしてまあとにかく驚いたのが、素のXF56mmとAPDありのXF56mmを比較したサンプルなわけですが。
まあぱっと見でわかると思いますが、上段がAPDなし。背景のボケにリングが出てるのがわかりますね。これはこれで円形のきれいなボケなのですが、APD。コチラのボケはほんとにとろけてる!
これがAPDの威力、このサイズの画像で一目でぱっと分かるほど明確すぎる違いがあります。これまでなんとなくスゴそう、と思っていたAPDの効果、これほどとは思いませんでした…
このXF56mm F1.2 R APD、まさにこの一本のためにXマウントのボディを買う価値がある、羨望の逸品ということになりそうです。