レンズ名称 | 35mm換算 | Amazonレビュー | 重量 | フィルター径 | 手ぶれ補正 | 静音AF | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 | 被写界深度 | 定価 | 楽天最安値 |
XF18mm F2 R | 27 | ■ | 116 | 52 | - | - | 18 | 0.14 | 1.180 | - | ▼ |
XF23mm F1.4 R | 35 | ■ | 300 | 62 | - | - | 28 | 0.1 | 0.475 | - | ▼ |
XF27mm F2.8 | 41 | ■ | 78 | 39 | - | - | 34 | 0.1 | 0.700 | - | ▼ |
XF35mm F1.4 R | 53 | ■ | 187 | 52 | - | - | 28 | 0.17 | 0.203 | - | ▼ |
XF56mm F1.2 R | 85 | ■ | 405 | 62 | - | - | 70 | 0.09 | 0.070 | - | ▼ |
XF56mm F1.2 R APD | 85 | ■ | 405 | 62 | - | - | 70 | 0.09 | 0.070 | - | ▼ |
XF60mm F2.4 R Macro | 91 | ■ | 215 | 39 | - | - | 27 | 0.5 | 0.130 | - | ▼ |
ということで、Xマウントの単焦点を一覧表にしてみましたよ。
手ぶれ補正なし、静音AFなし。潔いまでの割り切りっぷり
まず気づくのは潔いまでの割り切り。手ぶれ補正は一切ありません。ボディ側で手ブレ補正あったっけ?と勘違いするほどの潔さ(もちろんありません。為念)。フジの単焦点は手ブレ補正なし、と肝に銘じることです。
そしてさらには静音AFもなし。最近は動画も撮れるように静音AFが当たり前ですが(少なくともマイクロフォーサーズやソニーEマウントでは標準装備)、こちらも華麗にスルーです。
ちなみにワタシXマウントの単焦点持っていますが、これで動画を撮ると、「カリカリカリカリ…ギシギシギシギシ…」というフォーカス音がずーーーーっと録音されていて不快極まりない。
とまあこの低スペックですから、安いのかと思いきや結構いい値段がします。いや結構というかはっきりと高いす。
ちなみにズームレンズは静音AF・手ぶれ補正ともにありますから、ごちゃごちゃ言うようなトーシロはダブルズームキットでも買っとけ、というフジの声が聞こえてくるようです。
とにかく寄れないXマウント単焦点
かように古臭いスペックの単焦点たちでありますが、さらにキビシイのは「とにかく寄れない」ということ。
最大撮影倍率が0.2倍に届くものが無い、という割り切りよう。いま評判のXF56mm F1.2に至っては0.1倍にも届かない0.09倍。APS-Cなので1.5倍だとしても0.135倍です。最短撮影距離70cm。フルサイズの単焦点だってもっと寄れるのは普通にあります。
唯一0.5倍となるのがXF60mmマクロ。ん?マクロなのに1倍じゃない?ハーフマクロなんですね。
何が何でも画質至上主義
それもこれもとにかく、画質という一点のみに集中した結果と言えなくもないわけで。事実、静止画の画質についてはこれ以上ない評価を得ていますよね。
画質至上主義な明るい単焦点、それと組み合わされる富士フイルムならではの色や解像度、高感度画質を実現するセンサーおよび撮像エンジン、これらによって紡ぎだされる感動画質。これに納得させられてしまうわけです。
X-M1 / XF27mm F2.8
こんな作例しかなくてスマンす。しかも廉価なキットのパンケーキ単焦点なので超絶画質というわけには行きません。でもこんな感じで、子供の肌の色はとても健康的で好ましく写るわけです。これであばたもエクボになってしまうんですよね。