ということで、キヤノンEFマウントに対応したほぼすべて(※)の単焦点レンズを一覧表にしました。エクセルシートというかGoogleスプレッドシートなわけですが、とまれ公開しまっす。2015年8月版です。
【EFマウント】単焦点レンズ一覧表【キヤノン/シグマ/タムロン】 - Google スプレッドシート
※20mm以下の魚眼や超広角、200mmを超える望遠、また高級MFレンズなどは除く
以下、スプレッドシートをご覧いただきながらお読みくださいませ。
注目は先日デビューの50mm F1.8 STM
この一本によって、キヤノンの単焦点ラインナップがグッと良く見えてきましたね。やっぱり標準域で使いでのある一本があると違います。
このレンズ、何と言っても寄れることが特徴で、他の50mmと比べてみても明らかに違いますし、他のフルサイズマウントでも、最大撮影倍率0.2を超えているレンズなんてのはこれだけです。以下の記事でその辺り詳しく書きました。
5D、6DをはじめEOSフルサイズユーザー必携の一本ですね。
弱点は中望遠
いやね、EF85mm F1.8 だって評判のいいレンズですよ。それは分かるんですが、1991年デビューってことはもう4半世紀たってるってことですよね。ちょっと買う気になりません。EF85mm F1.2っていうポトレ専用スーパーウェポンもありますが、値段もスーパーですしね。いっぽうシグマの85mm F1.4は2010年式、これ行っちゃうでしょ。
キヤノンのAPS-Cは単焦点に恵まれませんな
そしてAPS-C勢にとっては、標準単焦点は事実上シグマ30mm F1.4一択という現実。ニコンもペンタも標準単焦点はきちんと抑えているというのに、キヤノンのAPS-Cは相変わらず不遇です。ズーム買えということでしょうかね。
そのあたり、こちらの記事に詳しいです。
以下、拙いですが作例をば。
これは旧撒き餌ことEF50mm F1.8 II ですな。これでもかと言わんばかりにフレアが出まくってます。コーティングってなに?。今どきのレンズとしては考えられないほどのクセですが、逆にこれだけのクセを実用的なAFレンズで使えるという意味では貴重なレンズです。
撒き餌のリニューアルについては、こんなエントリーもありました。
じゃぁ、このレンズは”買い”なのか?
と言われると、個人的にはそうでもない。。と言わざるを得ません。
いままでさんざん褒めてきてなんだよそれは?と思うかもしれませんが、このレンズ、リニューアルしたことで大幅に機能が改善したことで「面白くない」レンズになってしまったんですよね。
旧型の良さは安さと共に独特の”クセ”がステキだったワケです。その個性溢れる”クセ”の大部分がリニューアルによって潰されてしまったわけです(開発の流れとしてはあるべき姿だと思います)。
ということで、EF50mm F1.8 STMは文句のつけようのない優等生、でも旧撒き餌ことEF50mm f1.8 II も在庫があるうちに抑えておいたほうがいいかもよ、と申し上げておきます。